夏王朝は実在したのか?あらゆる説の歴史を公開!!

夏王朝は伝説とされていますが、実在した可能性はどれくらいあるのでしょうか?

夏王朝とは

夏王朝は、紀元前2070年〜1600年ごろに実際にあったと言われている中国最古の王朝です。

中国の神話の中に登場する三皇五帝の時代ののち、堯(ぎょう)、舜(しゅん)に続く帝として君主となった禹(う)を初代とする王朝で、14世17代続いた王朝で、中国では世襲によって君主が決まるようになったのがこの夏王朝から始まったとされています。

夏王朝自体は以前は伝説の王朝と言われていましたが、1950年代の終わりに考古学者の徐旭生によって、南省偃師県という場所に殷王朝に匹敵する規模の大建築群を発見し、ここに宮殿や住居、そして陵墓などが発見されました。

この遺跡は二里頭遺跡といいます。

この二里頭遺跡こそ、夏王朝の存在が実在したことを証明する遺跡といわれています。

夏王朝は5代目の王である中康の頃に衰退、その孫の小康の代で復興するものの、15代目に王である孔甲の頃から衰退に向かい始め、16代目の皋、そして17代目の発の頃に急速に滅亡へと向かっていくことになります。

18代目の王は発の子どもでもある桀がたちましたが、商部族の首領であった成湯によって追放され、夏王朝は滅亡しました。

禹とは

禹(う)は古代中国の伝説的な帝と言われています。

伝説の王朝と言われている夏王朝の創始者であり、三皇五帝の一人に数えられる事もあります。

三皇五帝の一人でもある黄帝の玄孫にあたる人物であったとされています。

禹は舜の時代に黄河の治水に当たり、その功績によって舜から禅譲される形で君主となったと言われ、禹はその後夏王朝を開き、以降夏后禹と呼ばれるようになりました。

夏王朝の王として即位した禹は、武器の生産をやめ、田畑の収穫に目を光らせたと言われています。

関所や市場などに掛かっていた諸税を免除し、さらに地方に年をつくり、行政を簡略化して行きます。

黄河の治水の功績によって王となった禹は、王として即位後もさまざまな河川の整備、そして周辺の土地の耕作などに力を入れて、草木の育成にあったといわれています。

禹はとても倹約家であったそうです。

禹は45年間王として夏王朝を支えました。

禹は非常に人徳があり、さらに尊敬を集める人物であったといいます。

現在も中国には禹を奉る陵墓があります。

そこは浙江省紹興市の会稽山で、大禹陵という陵墓になっています。

夏の傑王とは

中国の最初の王朝と言われている夏王朝は、創始者である禹から数えると、17代目、そして最後の王といわれているのが桀(けつ)になります。

桀王は創始者の禹が人徳があり人々から尊敬されていた人物であったのに比べると、真逆の性格をしていたと言われています。

徐々に諸侯が夏王朝から離反しつつある状況で、桀がとった治世は徳によって納めるのではなく、武と力で諸侯や民衆を押し付けるというものでした。

そのため、諸侯や民衆などからはひどく憎まれたと言われています。

武力にて有施氏を討伐した時に、末喜という美しい女性を捕らえ、自らの期先として迎えましたが、桀はこの末喜に夢中になり政治には全く関与しなくなります。

酒の池に船を浮かべ、肉を山のように盛る「肉山脯林」と呼ばれる宴会を催すなど贅沢三昧をし、国力を衰えさせます。

やがて徳により諸侯がその元に集まった殷の湯によって倒され、放逐されることになります。

一説によると桀は末喜と共に南方へと逃げやがて死んだとされています。

中国では夏王朝の桀王は暴君の代名詞の一人とされています。

二里頭遺跡とは

二里頭遺跡(にりとういせき)は、中国の河南省偃師?(えんし)?県二里頭村にある遺跡です。

この遺跡は長いこと伝説の王朝として語られてきた夏王朝の宮殿であると言われています。

この二里頭遺跡は4期に分けることが出来ると言われていて、1期〜2期では石器や陶器などを作っていたとみられる工房が発見されています。

この発見によって、この1期〜2基の間は、基本として農村文化であったと考えられています。

ですが、3期〜4期については、青銅器をつくる工房、そして宮殿と思われる遺跡が発見されています。

宮殿の遺跡は2つあり、まず一つ目の宮殿は南北に100m、東西に108mの方形で、基壇の上に建てられていたと考えられています。

周囲には塀がありました。

二つ目の宮殿はやや小さく、東西に58m、南北に73mの大きさで、北側には墳墓があったために、この宮殿は妻子を行うための施設であったと考えられています。

この遺跡の周辺ではおおきな都市や道路などの遺跡も発見されています。

二里頭遺跡は夏王朝の遺跡とされていますが、一方で1期〜2期は夏王朝、3期〜4期は殷の初期のものではないかという説もあります。